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今回はダックスフントの頭の作り方を紹介します。
まず最初に、
ガラスの溶着する気持ちから説明しましょう


これは以前、ガラスの溶着する気持ちで紹介した写真です。
簡単に説明すると、
二つの緑のガラスは、(赤い丸は無視してください)
左が、点打ちをした直後、右が、溶かして溶着した状態です。
緑のガラス
だけを熱していくと、
いずれ白のガラスまで同じ溶ける温度になり一体化します。
右は、白いガラスと、緑のガラスがしっかりと結びついています。
ここからのお話は、ダックスフントの耳を作るときの方法の
説明になります。
ダックスフントの耳は、
赤丸○のところに
重ねて点打ちをすることをして、出っ張りを大きくしていきます。
赤丸○の箇所のガラスを熱すると、
最初に溶着した緑のガラスと溶着します。
このときは白いガラスが溶けないようにします。
何度か繰り返すとキノコのように育っていきます。
まとめると、
ダックスフントの耳のように、
大きな突起物を小さな接点で付けたいとき、
この方法を使っています。
この方法は、以前、カエルの目を作るとき、
小さすぎたので大きくしようとしたときに思いつきました。
とても自己流なのですが、参考になるでしょうか^^。
それでは、ダックスフントの頭を作ってみましょう。

頭の大きさの地玉に口元を付けます。
この大きさは一回の点打ちで付けてあります。
黒で鼻の付近に色を付けます。

口元を下から千枚通しでへこまします。

目を点打ちします。

耳の準備です。
冒頭でお話したように、まず小さく点打ちします。

重ねて点打ちをして、大きく育てます。

つぶして平らにします。

耳を下に垂らして、
鼻を点打ちします。
鼻の下を千枚通しでへこまします。

最後に、口を点打ちして、コテで押さえつけてなじませます。
除冷は、電気炉で行うのがベストかもしれません。
耳が大きいので、欠損する可能性があります。
この大きな耳を作るような手法は、とんぼ玉と言うより
キャラクター形状のものを作るガラス細工でしょうか^^;。
とんぼ玉を作ることから始めた私にとって、
キャラクター形状のものは未知の部分が多いです。
だから、いつも新しいキャラクターを作るときは、
無数の試作をしています。
ガラス細工は、日々新たな発見の連続です。
しかし、自己流なので、他に方法があるかも...^^;
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